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院生より学部生のほうが優秀

 ゼミ形式の授業というやつは,参加者が喋らなければ成り立たないものです。

 一般的に,参加者が共通の文献を読んできて,報告者がそれをまとめたものを報告,次に議論,というのがゼミ形式で,文系の大学院では,ほぼ全ての「授業」がこのような進行方法になっていると思われます。

 文系大学院生の僕も,現在出てる授業は全て院のゼミ形式の授業で,それに加えて指導教官の学部のゼミにも顔を出しております。

 学部のゼミと院のゼミ。一般的に見れば院のゼミの方がレベルが高いと思われますが,ゼミというのが参加者の発言によって成り立っている以上,参加者自身のレベルによってゼミのレベルは決定されます。

 では,学部生と院生。普通に考えれば院生の方が高レベルであるべきですが,現在僕が感じているのは,文系の大学院であれば,並の院生よりも学部生の方が優秀,ということです。
 それはなぜか。答えは簡単です。理系の学部では,理系就職(企業の研究職等)するためには,最低修士を出る必要があり,優秀な人はみんな大学院に行きます。

 それに対し,文系の学部では,大学院に行くと就職先が限定されてしまうため,優秀な人は大学院なんかに行かずに,卒業したらすぐ就職します。大学院に来るのは,研究で職を得ようとしている人と,就職ができないけど無職は嫌だからとりあえず院に来る人たちです。文系の院にも優秀な人はいますが,平均すると学部の方が優秀,といえます。

 で,どこでそのレベルの差が分かるのかというと,まずは発言のなさ。誰も発言しない。ゼミに走る沈黙の時間。辛いんだ,これが。

 次に,発言の内容。せっかく文献読んできたんだから,それに絡めて発言しようよ。あと,他人が言ったことからポイントを拾って,そこから話を膨らませるとかいう考えはないんですか。会話の基本ですよ。

 来学期は,まあどうせ出る授業も少ないけども,人脈作りも兼ねてお隣の大学へ出張してみようかしら。刺激がないと腐っちまう。
書いた人 うきょー | comments(0) | trackbacks(0) |




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