ゼミ形式の授業というやつは,参加者が喋らなければ成り立たないものです。
一般的に,参加者が共通の文献を読んできて,報告者がそれをまとめたものを報告,次に議論,というのがゼミ形式で,文系の大学院では,ほぼ全ての「授業」がこのような進行方法になっていると思われます。
文系大学院生の僕も,現在出てる授業は全て院のゼミ形式の授業で,それに加えて指導教官の学部のゼミにも顔を出しております。
学部のゼミと院のゼミ。一般的に見れば院のゼミの方がレベルが高いと思われますが,ゼミというのが参加者の発言によって成り立っている以上,参加者自身のレベルによってゼミのレベルは決定されます。
では,学部生と院生。普通に考えれば院生の方が高レベルであるべきですが,現在僕が感じているのは,文系の大学院であれば,並の院生よりも学部生の方が優秀,ということです。