今日はいい天気だ!blog

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創作料理のお勉強

 一部で大好評(?)「何かに似ている」コーナー。

 研究と料理は似ています。ただし,とりあえず僕の専門である社会科学に話を絞ります(他分野はさっぱり分からないので)。

 論文はレシピです。すなわち,こんな素材をこのように料理すれば,こんな美味しいものができます,ということを他の人に伝える手段です。

 研究者はプロの調理師です。調理の方法には色々あって,凝った調理法を極めるフランス料理のシェフもいれば,最低限しか手を入れずに素材の良さを生かす技術をもつ和食の板前のような人もいます。

 同じ肉,同じ魚を使っても,調理師や調理法が違えば全く別の料理ができあがります。「こんな味にしたい」という目標を作れば,その目標に到達するためにどっちの調理法が優れているか,という点で優劣はつけられますが,単にフランス料理と日本料理のどちらが優れているかという比較はできません。
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長所と短所は裏表

 長所と短所は表裏一体だな,と改めて感じました。

 僕は私生活でいえば「(年齢の割に)しっかりしてる」という長所をもっていると言われてますが,逆に「しっかりしすぎてる」ことが短所として言われることもありました。

 研究でも同じようなことをいつも感じています。先日のエントリで書いた学部3年のときのゼミ論を最近読み返してみたんですが,よく言えば内的な矛盾がなく,「カタい」論文だと思いました(先輩にもそう評されました)。反面,小さくまとまりすぎていて,結論が全く面白くないです(当時も結論の書き方に相当悩んだ覚えがあります)。学部4年のときの論文も,とある先生に「きっちり論じているけども,学部生の論文にしてはやや対象が狭いね」と評されました。

 つまり,自分できっちり論じることのできる範囲を研究対象として設定し,その中では批判が難しいほど厳密に論じるけども,逆に言えばそもそもその対象が狭く,大きな議論に結びつかない,と。「自己完結型」とでも言いましょうか。私生活とまるっきり同じ傾向が出てますな。
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「大学陰性」

 大学院って何だか入学するのが難しそうに見えますが,実は思ってるより簡単なんですよね(もちろん専攻によりますが)。

参考:「社会人のための大学/大学院進学ガイド:はじめに〜リカレント教育時代を迎えて〜」

 うちの研究科なんて,社会人枠だと外国語の試験も課されないし(小論文だけ),正直ぶっ通しです。もちろんまともな人もいますが,一昔前に比べて(先輩に聞いた話)わけのわからん人が増えたのも事実。

 講義主体の大学なら別に他の院生には何の影響もないので構わないんですが,ゼミ形式だと受講生のレベルが低ければモロに影響くらってしまうんですよね。

 英語文献講読の発表で,翻訳サイトに突っ込んで出てきた訳をそのまま読むだけってどうよ?授業の趣旨を自分勝手に解釈して他の受講生に迷惑かけるってどうよ?授業で発言も予習もせずにただ聞くだけってどうよ(大学院じゃなくて学部に行けば)?

 それもこれも「研究者養成」と「高度専門職業人養成」と「生涯学習」が混在してるから問題になるんですよ。まあ今年から授業数が増えたので,少しは改善されるんでしょうけど(それでも「わけのわからん人」は空気を読まずに研究者養成向けの授業に顔を出す。初回だけ来てビビって逃げるけど)。

 最近愚痴ってばっかですなorz
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そんなに見ないで・・・

 モノを継続的に作っている人なら分かると思うんですが,自分の過去の作品というやつは「恥ずかしいもの」です。特に作り始めの頃に残した作品というのは。思わない人は進歩がないということです。博士号を取得したある先輩は,「参考にしたいので修士論文見せてくださいよー」と後輩に言われ,「修士論文見せるくらいならア○ル見せるわ!」と言い放ったという伝説を残しています。

 今日4月25日,遠くの大学のあるゼミで,僕が学部3年のときに書いたゼミ論文が取り上げられます。
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オリジナリティー

 前々から思っていたことですが,研究と作曲って似てるんですよ。どちらもクリエイティブなことなので,当然っちゃあ当然ですが。

 何かをふと思いついて,「これは俺のオリジナルだ!」と思ってみても,実は既に誰かが同じようなものを作っていたりします。また,完全なオリジナルなんてなくて,過去の人たちが積み上げてきたものに,少しだけ自分のオリジナリティーを載っけることしかできないんです。

 だから,作曲をするときには,いかに多くの音楽を聴くか,研究をするときには,いかに多くの先行研究を読むか,が必要条件なんですよ。もちろん,それだけではオリジナルなものは生まれないので,十分条件ではありませんが。

 僕は研究でも作曲でも,アウトプットばかりに関心がいってしまい,必要条件である先人の積み上げたものへの理解が足りません。

 山を高くするには,裾野を広くしないといけない――大学院入試の際に,隣接分野の大御所の先生から「君はそっちの試験(僕の専門分野)はよくできてるけど,こっちの試験(隣接分野)は残念賞ですね」と言われて思ったことです。

 もっと勉強がいるわ。
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人はそれを独善と呼ぶ

 同じ研究科の知人に誘われて,彼が立ち上げた研究会に参加してきました。その研究会にはお隣の研究科の院生が多く,今日はその人たちが修論の概要を報告したのですが,内容とともに研究態度に疑問符。

 科学的な論文であるからには,自分が何を論じるのかを定義によって明らかにしなければなりません。

 たとえば「瓦の割り方」を論じるとします。そのときに必要とされるのは,どんな「瓦」なのか,それをどのような方法で割るのか,ということを定義によって明らかにすることです。これが明確でない状態で論じられたら,その論文によって新しく何が分かったのかが明らかでないし,たとえば「そんな方法では瓦は割れませんよ」と批判したとしても,「ここでいう瓦とは,実は瓦せんべいのことなのですよ」というふうに,いくらでも批判をかわすことができます。そんなもんは科学じゃない。

 ってな主旨のことを僕はコメントしたのですが,その人は「定義なんて実務では関係ない。そこに問題があれば定義なんてせずに,とりあえず着手するんだ」なんてことをおっしゃいました。あっそ。じゃあ大学院なんて来ずにずっと実務でやってればいいんじゃないですか,と。何のために論文書いてるんだよ。

 とある先輩がその研究科の院生の研究内容を「まともな研究やってない」と評していたのですが,ちょっと理解できました。ソリューションばかりに関心がいきすぎて,その前提に必要な現状分析がなってないのですわ。まあ個人差はありますから,その研究科全体のことは一概にいえませんが。うちの研究科にも1万字に満たない修士論文を書いた院生がいま・・・(このネタをオチにするのもそろそろくどいか?)
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アマゾンの戦略

 amazonの「おすすめ商品」機能がスゴイ。研究に必要な本を買うと,それに関連する本も薦めてくれるので,知らなかった本を見つけることができます。この戦略にすっかりハマってしまい,散財。部屋がアマゾンの箱だらけ。アマゾンさんが数人誕生してしまいます。

 amazonのトップページには,自分が過去に買ったりチェックしたりした商品から割り出した「おすすめ商品」が掲載されるのですが,ここに最近ずっと居座っているのがいわゆる「萌え系」漫画(ちょっと正確さを欠く気もするけど)。なんでそんなのがおすすめされるのかというと,先日「B型H系」という漫画を買ったかららしい。買った冊数ははるかに研究のための本が多いのに,なぜずっとトップページに居座るのよ,この手の漫画。
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空の間(ソラノアイダ)

 1年ほど前に購入したものの,もっぱら合唱の音取り専用機になってしまっているうちのシンセサイザーですが,なぜか最近一部の鍵盤を押してもなかなか音が出ないという症状が出てまして。

 僕の扱いが悪いせいなのか?と思ったのですが,音が出ない鍵盤がなぜか一番低い「ソ♯」とその1オクターブ上の「ソ♯」。別に「ソ♯」だけを酷使した覚えもないしなあ。今度ちょっくら楽器屋に相談してみます。
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当たれ!宝くじ

 ここのところはずーっと日本学術振興会の特別研究員に採用してもらうための申請書類を書いてました。今日やっと一通り書き上げたので,これから自分で見直しした後,先生や先輩にチェックしてもらってまた書き直す,という作業になります。

 この特別研究員,「宝くじに当たるようなもの」と言われるぐらいなかなかなれるもんじゃないんですが(でも宝くじよりは遥かに期待値は高いですし,「宝くじみたい」と言ったのが特別研究員の人だったりする),宝くじも買わなきゃ当たらないので,とりあえずダメモトで書いてます。当たれば3年間親に頼らず自分で生活費・学費全てまかなえるのはものすごい魅力。以前親戚の集まりで「ドクターに進学する」と言ったら,「お父さん大変ねえ」と言われたのが嫌だったのでね。自力で何とかしたいと。

 宝くじと決定的に違うのは,「こんな研究しますのでお金ください」という研究計画書を書かなければいけないこと。スペースが限られているので,必要なことを凝縮して書いたのですが,それでも約8000字。おっと,修士論文を1万字に満たない字数で提出した博士後期課程進学者の修論と同程度の字数。彼は自分の主張をどれだけ凝縮したのでしょうね?
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球春到来!

 春!プロ野球開幕!野球中継を見ながらビールで一杯,とやりたい季節ですが,去年から帰宅が毎日深夜になってしまったので,野球中継がほとんど見られません。

 そんなときにお勧めなのが「プロ野球ミニ中継」というフリーソフト(Preshion Software)。画面の隅っこでプロ野球の途中経過を随時更新してくれるのですよ。パソコンで仕事しながらも,これでしっかりと野球をチェック。忙しい人にもってこいのソフトです。
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