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続・頑固親父

<殺人容疑>100円借りられず父親の首絞める 千葉

 昨日とりあげたニュースの続報。100円をめぐって殺してしまったのですか。

 昨日のエントリ「頑固親父」について友人からメールで感想いただきまして。要約すると,家での父親というものは社会のマナーから解放されたいのであって,お父さんは僕に対して「甘えてる」んだから,大目にみてやれよ,ということ。

 たしかにそういう側面はあります。それは分かってるんですが,親子関係に対する考え方について,父親と僕の間には根本的な違いがあるんですよ。昨日のエントリでは長くなるし,本旨にあまり関係なかったので省略しましたが,ついでにここに書いておきます。
 うちの父親の実家では,簡潔に言って「子供は親のもの」という考えが根付いています。親は子供に対して老後の面倒を要求し,子供も親の意向に従うということが当然のように思っています。

 これに対してうちの母親は,老後はできるだけ子供に迷惑をかけないようにするし,子供がどのような人生を選ぼうとできるだけ干渉しない,という主義を貫いています。

 我が家の教育方針については,基本的に母親の意向が反映されていました。母親に単に「勉強しなさい」と言われたことは一度もありません。「進学したいのなら勉強しなさい。遊ばせるために進学させるお金はうちにはありません」と言われることはありましたが。

 僕は自分の人生の選択を親に干渉された覚えは全くありません。弟は少し正常な選択ができない時期がありまして,もちろんそういうときに親は弟が自分で正常な選択をするように促しはしましたが,決して無理強いはしませんでした。弟は結局大学へ進学しましたが,弟が自分で選んだのであれば,高校卒業後すぐ就職という道もありえたでしょう。

 が,父親は表立ってそういうことを言うことこそ,母親に止められていたためかありませんでしたが,たまに「勉強しなさい」ということがありました。父親の基本的な考え方はやはり,子供は親の意向に従うべき,というところにあります。

 僕は母親が貫いた教育方針を誇りに思い,自分に子供ができたら同じような方針をとりたいと考えています。それゆえ,親子関係についての考え方が父親と根本的に違っています。

 このような方針から導き出されるうちの母親の主張は,以下のように要約できます。子供が人格的に一人前の大人であれば,親の身勝手で理不尽な要求をしてはいけない。それは子供からの自発的な行動でないといけない。つまり,「親孝行しろ」と命令してはいけない,子供から「親孝行するよ」と申し出てくるのを待つべきだ,ということです。

 ということで,父親から理不尽な要求をされた僕は怒ったのですよ。そりゃ多少は大目に見ますが,「パソコンで努力なんてしたくない!」なんて言われたら,また同じこと教えなきゃいけないことになるのは明らか。こっちも忙しいんだから,そんな人に教えたくないって。同じようにFAXの使い方について,母親が毎回同じ質問をされていたらしく,嫌がってましたよ。
書いた人 うきょー | comments(0) | trackbacks(0) |




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