「バク天」のレイザーラモンHGに大笑いし(ちなみに番組実況板は1分間に500レスというものすごいスピードだった),ほっと一息ついていた午後8時頃,ギターをゴリゴリ弾いていると,玄関のチャイムが鳴った。
一人暮らしの家にこんな時間の訪問者なんて,新聞の勧誘か,もしかしたら「ギターうるさいんじゃボケぇ!」という苦情を言いにきた隣人か。新聞勧誘ではないことは,チャイムを何度も鳴らすことからすぐに分かった(彼らは反応がなければすぐに次の部屋のチャイムを鳴らす)。うるささで言えば,うちの向かいに住む声楽家らしき女性の普段の練習の方がずっとうるさい。息を潜めながら覗き穴を覗くと,うちの母親かそれより上の年代の女性が立っていた。こりゃ隣人でもないなと判断し,ドアを開ける(隣人だったら居留守を使って大人しくしようと思った)。
「国勢調査ですー」と女性は言った。なるほど,そういえば最近ポストに「調査員がお宅に伺います」というチラシが入っていた。物分かりのいい住人を演じ,調査に協力的な素振りをする(まあ実際協力的だが)。
「・・・回収ですが,○日はいらっしゃいますか?」
○日は学会のため自宅にいない(後でよく考えると,○日の夜に帰ってくるんだった)。
「いや,いないです」
「そうですか。それではその後,部屋の灯りを見て伺います」
「あ,そうですか」
と,用紙を受け取ってドアを閉めたが,「その後」は新学期に入るので,おそらく毎日のように帰宅時間が深夜になると思われる。今手元にあるこの調査票(既に記入済み)が国勢調査に生かされる日は果たして来るのだろうか・・・
大学周辺など,単身世帯が多い地域の調査は大変だろうなー。今日はたまたま家にいたからよかったものの,普段8時に家にいることは稀だしなー。