長沢まさみが水泳青春ドラマ主演
いや,別に長沢まさみはどうでもよくてですね(顔知らんし),重要なのは「ラフ」が実写化(映画化?ドラマ化?)されるということなんですよ。
「ラフ」とは,まあ言ってしまえばあだち充作品にありがちな,スポーツラブコメなんですが,そのスポーツが水泳だというなかなか珍しい漫画。水泳を題材にした漫画ってなかなかないんですよね。
青春時代を水泳に費やした僕は古本屋でこの漫画に出会い,自分の体験と重ね合わせて読んでいたんですが(実際水泳を通した恋愛の思い出なんてないんですがね),その好きな漫画が再び注目を浴びるというのはファンとして素直に嬉しい反面,実写化ということでちょっと心配なことが。
水泳のシーンなんですよ,見ててどうしても気にしてしまうのは。そんなに速くないながらも,中学・高校と水泳やってたんで,泳ぎ方を見れば速いかそうでないかぐらいは分かるんですよね。他のスポーツの経験者もそうかもしれません(注)。
そういう考えを抱いてしまうのは,昔見たドラマのせいなんですけどね。具体的には
「GTO」の第6回,
「ロマンス」,・・・ってこれどっちも池内博之の泳ぎですな。いや,決して下手ではないんですけど,特に後者は「オリンピック候補選手」という設定なので,明らかに違和感を感じてしまうんですよ。今回の「ラフ」の主人公,大和圭介も高校競泳界最速の男なので,同じ違和感を感じそうだなー,と。
注)こないだやってた
「H2」なんかも,ちょっと見ただけですけどやっぱり野球シーンは結構無理ありましたし,スポーツじゃなくギターでいえば
「愛をください」での菅野美穂のギターなんて,弾けてないのバレバレでしたし(しかもそれで「HEY!3」にまで出てきてギター持って歌うんだから)。
逆にそこらへんをちゃんと処理していたのは映画
「ミスタールーキー」ですかね。主役とそのライバルが元プロ野球選手(長島一茂と駒田徳広)ですし,他の選手もすべて社会人野球の選手。まあそのかわり観客役の阪神ファンのエキストラはちょっと過剰な演出でしたが(バックネット裏の客は,ネットに張り付いて応援するほど熱くない)。