全く専門外のゼミに顔を出した。
研究室で先輩が話していたことに食いつくと,「今からその話でゼミやるから,おいでよ」と言われ,しかも今回の報告者が仲のよい,優秀な同期の院生だということで出てみることに。
全く専門外というか,僕の研究はその分野が扱ってるものを別の視点・方法論からアプローチする,というもの。興味はあるが,やっぱり方法論としては専門外。完全に素人。
とはいっても黙って聞いてるだけっていうのは,ゼミに出る意味がない。思ったことはすぐ発言する。しかしながらやはり素人。先生にボコボコに叩かれる(もちろん議論上ですよ)。その先生がかなり手厳しい人だというのを知る。「アホな発言をしたなあ」と少し後悔。恥をかいた気がする。
もちろん,「よく分からないから・・・」と発言しなければ恥はかかなかっただろう。でも,ゼミで黙っていて得るものは少ない。たとえその場で恥をかいたとしても,議論で負けて得るものは大きい。この恥を糧に,次はその議論を上回ればいいだけのこと。失敗は成功の母。
そもそもゼミで黙ったままとか,ボコボコに叩かれたからって専攻分野を変えて逃げるとか,そんなんで研究者になれるわけないだろ。というか,議論で負けたら「次こそは・・・!」と思えなきゃ,いい研究なんてできるわけない。