とあるコンサートを聴いてきたのですが,隣に座った若い兄ちゃんがやたらめったら咳き込むので,演奏に集中するのをことごとく邪魔されました。
風邪ひいてたのかもしれませんが,せめて曲の初めに指揮者が腕を上げたところで咳き込みだすのは,演奏者のために何とか避けようよ!
とか思ってたところ,10年近く前のことを思い出しました。
高校受験の前々日のこと,緊張のせいなのかどうか分かりませんが,僕は風邪をひきました。熱こそなかったものの,蕁麻疹と咳に悩まされていました。当日の朝には蕁麻疹もひいたものの,痒さであまり寝れない状態で本番を迎えるという最悪のコンディション(無理やり寝るために少し酒もらって飲んだっけな)。咳はまだ残っていました。
で,試験を受けながらも頻繁に咳き込んでしまいました。前に座ってた子に悪いと思いながらも,しかし自分もこの試験に受からないと大変なのよ,と思いながら問題を解いていました。
合格発表の日。僕は合格していましたが,僕の直前の受験番号,つまり僕の前に座っていた子の番号はなかったです。僕の咳が悪かったのか,はたまた彼はそもそもできなかったのか(半分以上が中学校の成績で決まるという公立高校の入試ですし),その後彼に会って確かめる機会もないので,真相は分かりません。
というわけで,僕はこれからも不可抗力の咳き込みに対しては強く言わないように心がけたいです。