妹がもうすぐ大学受験で小論文が課されるということで,僕に添削を頼んできました。
うちの妹は昔から物の頼み方がなっていないのですが,今回はまあ普通に頼んできたので,引き受けることを約束しました。
昨日妹から届いた郵便を開けると,小論文を書いた原稿用紙が2組と,返信用封筒。普通,小論文の試験というと読むべき課題文か,課題文がなくても「〜について○字で書け」といった設問文かがあるんですが,それが入ってないんですよ。それらしきものは,原稿用紙の端に「異文化理解について」という一言。
「元の設問文を一字一句違えず送れ!お前の主観で捉えた設問文はいらん!」と妹にメールすると,「設問文なんてない」との返事。どうやら自分で作った問題のよう。
早速電話して,説教かましました。
(1)こんな単純で漠然とした問題出るか!外国語系の学部目指すやつなら誰でもそれなりに書けるようなテーマや!
(漠然とした問題ってのは的が大きいため,誰でも撃てば当たるんですな。大学の定期試験でいうところの「通し」の問題)
妹の反論「だってこんな問題あったもん」
僕の再反論「じゃあその問題の指示に従ってもっぺん書いてこい!勝手にお前の主観で問題を改訂すな!」
(2)課題文を読んで書く方式の問題はどうした!?お前の志望校はそういう形式の問題出るんとちゃうんかい!
妹の反論「だって課題文意味分からんのやもん」
僕の再反論「意味分からんからって練習せんままでどうすんねん!お前のその考え方のほうがよっぽど意味分からんわ!」
(3)ちゃんと原稿のコピーとって手元に置いとけ!俺が赤○ン先生みたいに丁寧に添削すると思ったら大間違いじゃ!言ったほうが早いから,電話で添削する!
(4)(返信用封筒を入れたのはおかんに言われたからだと聞き)人に返信頼むねんから,そんなん常識やろ!
んで,さっきその封筒をよく見たら,「(妹の名前)
様」と書いてありました。これは僕の手間を省くためにやってるのか,それとも単に常識を知らないだけなのか・・・(たぶん後者)
話してて分かったのは,そもそも教えを請う態度がなっていない,ということ。「身内だから教えてもらって当然」という意識がそこかしこに見え隠れ。
親父と同じですわ。